NTTが提供する固定電話サービスがIP網へ移行することに伴い、一部の火災通報装置において、今後、消防機関からの折り返しの連絡が正常に受けられなくなる事象が発生することが判明しました。
※事象が発生する可能性のある火災通報装置の型式について下記アドレスご参照
現在、移行期間となっており、消防署の指令台の改修時期は自治体により異なっております。令和2年10月から令和5年6月末までに完了予定と消防予第274号に記されています。
令和6年1月にはIP網へ完全移行の方向です。新設された火災通報装置以外は殆ど対象となります。正確なアナウンスとお客様への丁寧な説明が必須です。
火災通報装置の使い方ユーチューブチャンネル 使い方を解説しています。
火災通報装置または火災通報専用電話機の火災通報ボタンを押すだけで、119番に自動通報出来ます。 使用中の電話は強制的に切り、119番通報を優先します。住所や名前を自動通報することが出来ます。 119番にはあらかじめ録音された通報メッセージを自動通報。住所や名前など消防機関が必要とする情報を正確に伝えます。
消防機関からの確認(逆信)に応答。通報メッセージを受信した消防機関から、確認のための逆信が入ります。 火災通報専用電話機(あるいは一般電話機)が鳴動しますので、受話器を取って応答します。
意外に知らせていないのですが、119番以外の一般通報も可能。ただ、一般電話として通話している人を見たことはありません。
介護福祉施設では、火災報知器と連動しています。火災感知器が発報した際にも火災通報装置が自動的に119番通報します。便利である一方で誤報等の対応は課題となっています。
消防訓練を実施すると火災通報装置についての説明をさせて頂く機会も多くございます。火災現場では冷静に住所・電話番号・所在地付近を正確に消防署へ伝える事は難しい事だと思います。通報装置であれば正確なメッセージを伝える事が可能です。
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