本日、火災受信機バッテリーの交換工事を実施させて頂きました。消防設備は、停電時等に設備が最低限動作できる非常用の電源(蓄電池)を保有しています。災害時にも正常に動作するために必要な電源です。
自動火災報知設備の蓄電池は「有効に10分間作動できる容量以上であること」とされています。
火災受信機には予備電源として、「密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池」が採用されているのが一般的です。
主な理由としては、火災感知や非常ベルによる警報等、火災時に多くの連動動作を同時に処理する必要がある為、大電流放電が可能なこの密閉形ニッケル・カドミウム蓄電地が使用されています。
また、法令で「〇〇年以上経過したら交換しなければならない」という規定はありませんが、日本火災報知機工業会では、密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池の交換推奨年数を5年と定めています。経過年数とともに寿命が短くなる特性がありますので、自動火災報知設備を適正な状態に保つためには定期交換されることを推奨いたします。
消防設備の法定点検を実施されているお客様は点検時にチェックしておりますので点検で不備が認められた場合に交換をお願いさせて頂いています。
火災受信機のバッテリー交換工事では、バッテリーの取り外し取付け電池試験と消防設備点検と同様の手順で行います。こちらの受信機では蓄電池試験ボタンを押すとバッテリーの状態をチェックしてくれて液晶画面に正常か異常を表示するモニターも設置されております。モニターが反射して見えにくくてすいません。
火災受信機のバッテリー不良により、受信機の異常ブザーが鳴動したり、実際にバッテリーチェックをすると規定量を満たしていないという事でバッテリー不良が判明します。実際にバッテリーの経年劣化によるものもあれば、トランスの劣化により充電電圧に異常が発生しバッテリーの劣化を進行させる場合もあります。トランスのチェックも必要不可欠です。
この間バッテリー交換したばかりなのに?異常ブザーが鳴る。バッテリー交換が必要と言われた。という新潟市のお客様は是非一度弊社にお問合せ頂ければ火災受診の状態を無料で診断させて頂きます。お気軽にご相談下さい。