耐酸・耐アルカリ型感知器は、温泉地・食品工場・海岸地域・メッキ工場・加工食品工場・汚水処理場・熟成倉庫・浄水場・人口肥料工場などの腐食性のガスや塩害の発生する場所に設置する感知器です。
耐酸・耐アルカリ型感知器は、センサー部はステンレス管の中に接点が完全密封されている為、耐久性、耐酸性に非常に優れています。又、本体ケースは樹脂製の為、腐食の心配がいらないことが特徴です。
新潟市内にある食品工場の熱感知器交換工事を実施させて頂きました。建物は食品工場の為、工場内の作業が終了すると毎日の作業工程として塩素水で消毒をします。そのため、金属製の物は、劣化や腐食が進行するのが早く、丈夫なフェンオール製の定温式感知器でも腐食してしまいます。
感知器の腐食は、誤作動の発生や故障して実際の火災が発生しても正常に動作せず、発見が遅れることにより避難や周りへの周知等が遅くなり被害が大きくなる恐れがあります。
作業完了後に塩素系洗剤を使用して清掃する食品工場では通常の建物と比べると感知器劣化進行も早く耐酸・耐アルカリ型感知器での対応が必要となります。感知器の外観や形状の特徴としてベースとなる部分は酸に強い塗装がほどこされていて、腐食が始まりやすい感知部周辺が樹脂製となっており腐食に強くビスも樹脂製で錆の発生はありません。
交換の際にケーブルのチェックも実施致しましたが、腐食していませんでした。ケーブルをハンダにて結線し直し、結露防止の為にコーキング及びウレタンを塗布し取替え作業は完了となり、加熱試験を実施、正常に動作することを確認して交換工事は終了です。
お客様は塩素系洗剤を使用している事で、照明器具や感知器の腐食はある程度容認してきたのですが、頻繁に交換や誤作動が発生する環境は改善したいと願っておりました。弊社としてもお客様のご要望にお応えするべく今回ご提案させて頂いた内容を受注させて頂きました。
耐酸型の感知器に交換したことにより、誤動作や交換頻度も削減することができました。
同じようなお悩みのある新潟市のお客様は是非当社へご相談ください。参考価格も掲載しておりますのでご参照願います。