長年懇意にしていただいているお客様(電気屋さん)からのお声掛けで、とある施設にお邪魔いたしました。
火災受信機の蓄電池不良とのことで調査に伺ったところ、かなり年季の入った防災盤にご対面となりました。
不備として指摘のあった「0.45Ah」という容量のバッテリーの他に、それ以上に古い(恐らく竣工当初の)ものも内蔵されていたので、それらも併せて交換のご提案をさせていただくことにしました。
以下、作業風景となります。
今回は4個交換しております。
まずは、自火報・防排煙兼用バッテリーです。
「3.5Ah」という容量で、重量もかなりあるうえ盤内の高い位置に格納されている為、一人では少々苦戦を強いられました。
次は、当初から指摘のあった「0.45Ah」のガス漏れ回路用のバッテリーです。
最後は、「0.9Ah×2」のガス漏れ検知器電源用バッテリーです。
非常時にDC48Vで監視する仕組みのようです。(このタイプは多分初めて遭遇しました。)
火災受信機等の予備電源(バッテリー)は、日本火災報知機工業会にて、その交換推奨年数を5年としています。
一定の年数を機に著しく機能が低下する場合がありますので、設備を適正な状態で維持・管理する為には、交換推奨年数を目安に定期的な交換をお願いいたします。
以上、防災複合盤バッテリー交換についてご紹介いたしました。
最後までご拝読いただきありがとうございました。
これらがご参考になれば幸いです。