12月に入り今年のラストスパートが始まりました。忙しいと言っても毎年の事なので頂いた仕事を丁寧にを心掛けて参ります。先日、我が家に高級牛肉が届きました。ふるさと納税です!早速すき焼きにしました。折角のすき焼きですので、しぼりたて越乃景虎生純米酒を買ってきました。美味しいお酒とすき焼きを味わいました。
さて、阿賀野市のショッピングセンターの竣工前に消防検査を実施しました。消防検査は、消防設備の設置義務のある建築物の新築工事・増改築工事完了時に実施しなければならない大切な検査です。検査の内容は多岐にわたります。消防法に適合しているのか?市町村条例に適合しているのか?消防設備会社が適正に消防設備を設置しているのか?という厳格な検査です。
検査の当日は、玄関の入り口付近にスリッパが整然と並べられます。当日、消防官が検査に何人来られるのかは当日になってみないとわかりません。建物の規模や設備数により概ねわかりますが、10人以上来ることもあります。
消火設備系・火災報知器系に分かれて検査開始です。
まずは、受信機の設置高さの測定です。消防法上、操作スイッチの高さが床面から0.8m以上1.5m以下の範囲になるよう設置する必要があります。
そして、非常放送アンプの設置高さの測定です。消防法上、操作スイッチの高さが床面から0.8m以上1.5m以下の範囲になるよう設置する必要があります。その他に前面1m以内に物品等が置かれていないことなどもチェックします。
火災受信機の型式番号及び受第及び予備電源の容量・共通線の確認を実施します。火災受信機は国家検定試験に合格したものを使用する義務があります。バックやカバン等はそのような商品が時々摘発されます。しかし、模造品の受信機や感知器は目にしたことがありません。実際過去にそのような事例はあるのでしょうか?
絶縁測定の実施です。検査の前日・当日と心配になってこまめにチェックします。当日になって悪くなったことを経験したことがあり(すぐに原因が判明したのですが・・・)そんな経験をすると神経質になります。
非常用放送設備の絶縁測定、不具合はありませんでした。消防設備関係の検査は、設置工事完了後4日以内に消防設備等(特殊消防用設備等)設置届出書を提出し、適合検査を消防機関立ち合いのもとに実施します。私たち消防設備士はこの検査が無事に完了すると達成感を感じます。今回の工事は厳しい現場でしたが、指摘事項や問題点も無く無事に検査済証発行に至りました。