ホテルのお客様より自動火災報知設備の誤報が発生したと連絡を受け現場にお伺いして参りました。現場に到着すると写真のように出力値異常という名称でした。感知器の誤報というよりは他に原因があるような表示に戸惑いました。
しかし、回線17番の1番目の感知器に不具合があるという表示なので早速お部屋に行ってみました。
現場ではお部屋に入ると驚くほどの湿気がありました。宿泊のお客様が喉の保護なのか?浴室の扉を開けたまま長時間お湯を注いでいたので天井面まで水滴が付いた状態でした。
※こちらの写真は後日交換に伺った時の写真です。
お部屋の中に設置してある煙感知器の中身は電子部品で構成されているので水分には弱いです。多少の蒸気であれば耐えうるのですが、天井面がびっしりと水滴を帯びている程となると交換しないと再度誤作動を起こしたり、または逆に不作動になることがあります。
能美防災さんにアドレスの設定をお願いしたら直ちに納品出来ると言ってくれたので次の日には交換工事をさせて頂きました。誤報には様々なことがありますが、部屋の加湿も度が過ぎると感知器だけでなくコンセントや照明器具にも家電にも影響が出ますので注意が必要です。
受信機を正常監視状態に戻して完了しました。