食品工場にて増築棟を建築中です。一般電気設備・防犯設備・自動火災報知設備・情報通信設備等の電気設備を施工する場合は配線施工が必要となります。配線施工は多岐に渡り幅広い分野です。新築工事では、設計図に使用する配線や配管の寸法や形状まで記されていて設計者の指示どおりに施工という事例が多いです。しかし、既設の改修工事では、現場の職人や施工管理者で判断しなければならない場合が多くあります。
私たちは電気を取り扱って非常に奥深いと感じております。弱電設備(TV・インターホン・火災報知器・放送設備)では低電圧(概ね48V以下)の電気を扱います。強電では100V以上の電気を扱います。電気事業法では、扱う電圧により電線ケーブルの種類や形状に至るまで詳細に定められています。
電線ケーブルでは、屋外用・屋内用・強電用・弱電用だけでなく、設備に応じたケーブルを使用しなければなりません。間違った判断は、電気機器、電気配線の絶縁劣化や不良工事により漏電や絶縁劣化によるトラブルになりかねませんのでケーブルの選定は間違いがあってはなりません。
今回の食品工場の自動火災報知設備の配線施工では、結露・小動物の侵入・折板付近の太陽熱によるケーブル劣化に対しての耐久性が検討されました。火災感知器は防水型の感知器を使用し、配線を配管で保護し小動物や結露の侵入を防止しました。
火災感知器の誤報が頻発する。ブレーカーがよく落ちる。原因が特定出来ない電気トラブルが発生した。等ございましたらお気軽にご相談願います。