駐車場内にある火災受信機の格納箱が腐食している為、格納箱の取替え工事を実施しました。
自動火災報知設備は、火災の初期対応の面で大きな役割を果たしており、大変重要視されています。
駐車場内は屋根がありますが、風に晒されていますので錆進捗や受信機の傷み具合などに注意が必要です。
受信機は下記のような環境条件の場所に設置すること。
・受信機の正面に直射日光が当たらない個所。
・操作点検に際して適当な空間が保たれ、かつ、障害となるようなものが付近にない個所。
・振動衝撃の影響を受けるおそれのない個所。
・湿度又は温度が高い場所で機能に影響をあたえるおそれのない個所。
火災受信機が外気に触れる箇所に設置してある場合は、防水の格納箱への設置が必要となります。
警備会社への連絡や電源断を実施し受信機の取り外し作業を実施します。配線色と接続端子をメモしながら取り外していきます。
火災受信機を取り外し後、この錆びた格納箱を撤去します。
撤去作業の完了です。ここから新規格納箱設置と火災受信機の設置作業に取り掛かります。
新規格の箱設置→火災受信機の設置→結線接続が完了しました。
最後に試験を実施します。試験内容は、感知器の動作試験・ベル鳴動試験・発信機確認・絶縁測定等全ての項目を実施し異常が無い事を確認して完了となります。
火災受信機の移設工事・改修・交換等何でもお気軽にご相談願います。