断線警報 誤報処理編(新潟市江南区|工場)

断線警報と全く関係無いのですが、先日長岡市の現場の帰りに「あおきや」にてチャーシュー麺を食べてきました。長岡を代表する生姜醤油らーめん この醤油らーめんのみで商売をしている。麺・スープ・チャーシュー・メンマ・ほうれん草・ネギと至ってシンプルな表情ですが、1度食べるとまた食べたくなる味!

 

私共もお客様の胃袋を掴むような商売が出来れば続けていけるのだろうと思う今日この頃です。

お客様より「断線警報が鳴っている」とお電話を頂き早速お伺いして参りました。

現場に到着すると火災受信機の感知器線断線のランプが点灯していました。まずは、断線している回路を特定してから現場調査となります。

断線している回路を受信機にて1回線ずつ回路選択スイッチにて調べてと5番回路が断線していることが判明しました。工場が稼働しているので5番回路が稼働しているライン上でなければ良いけどなと警戒区域図を見てみると商品の搬送口でしたので調査に支障が無いので安心しました。

断線回路の現地へ行き、ひとつずつ感知器を試験しながら全ての感知器を発報させ動作することが確認出来ましたので、配線の問題というよりは感知器へ接続している線の接触不良か終端抵抗のパンクが原因ではないかと断定しました。

 

とりあえず終端抵抗の場所を特定するため約20個程ある感知器の中からこれではないか?と思う物を選んで感知器を取り外してみました。

しかし、一発で見つかりました。経験なんでしょうね。熱感知器の感熱部に結露が発生していて捲ってみるとカビが発生していました。終端抵抗も錆びが目立ち、テスターで抵抗値を測定しても出ませんでした。終端抵抗が故障していることによる断線警報です。

既設で設置されていた終端抵抗が20KΩでした。20KΩの抵抗は殆ど使用しないので車に在庫がありませんでしたので、応急的に10KΩの抵抗を2個直列に接続して20KΩの抵抗を作成しました。

断線警報が消えました。

ただ、1発で特定したとは言え他にも原因が無いか?念のため1個ずつ感知器を外して再調査しました。表面的には解らなかったのですが、感知器自体が結露で錆びていた物をありましたので錆のある感知器は交換をお客様におすすめしてすぐに了承を頂きました。

 

錆びている箇所は後日、配線の抜き替えと感知器交換を実施させて頂きました。

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