先日実施させていただいた防火シャッターの修繕工事についてご紹介いたします。
万が一の火災の際、防火区画を形成する為に、建物の構造等によって防火シャッターが設置されている場合があります。設置から15年程が経過し、いよいよ設備の経年劣化が表面化してきますと、動作に異常をきたしたり部品が消耗してきます。今回は手動操作装置、ワイヤー、ブレーキ開放装置という、シャッターの動作機構を一式交換する工事をさせていただきました。
交換する前の手動閉鎖装置です。
ワイヤーがささくれており伸びてしまっている状態でした。
ボックス自体もだいぶガタツキがありました。
交換する前のブレーキ開放装置です。
負荷がかかりすぎて正常な状態に戻らなくなっていました。
新しい交換部材です。
以下、作業風景です。
部品の交換を終え、動作テスト実施しました。
動作状況も良好で、お客様からも随分操作し易くなったとお声をいただきました。
防火シャッターが急に動作するとかなり慌ててしまうかも知れません。
また、シャッターの周囲に物が置かれていたら当然破損してしまいますし、それ以上に問題なのが、防火区画の形成を妨げてしまったり、復旧操作を困難にさせてしまうことです。
一番大事なことは、日頃から防火シャッターの周辺には物を置かないよう心掛けることだと思います。
壊れる物の心配をしなくても良いですし、復旧作業も速やかに行うことができます。
そして、もし防火シャッターが降下してしまったら、確実に操作方法が分かる場合を除いては、私どもにご一報ください。
危険が伴いますし、操作方法を誤ってしまうと重大修理に繋がってしまう場合もあります。
誤作動の対応なども弊社では承りますので、是非お気軽にご相談ください。
以上、防火シャッターの修繕工事についてご紹介いたしました。
最後までご拝読いただきありがとうございました。
今回の工事の御見積りを最後に掲載させて頂きます。
ご参考になれば幸いです。