消防用ホース(屋内・屋外消火栓設備、動力ポンプ設備、連結送水管)については設置(製造年月)後、10年を経過したものに付き、機器点検時にホースの端末部に所定の水圧をかけて漏水しないことを確認します。
その後は、3年毎に実施。
但し、易操作性1号・2号消火栓ホースは除く。
※ホースを新しく交換した場合は、取換え(製造年月)後、10年間は耐圧性能試験は免除となります。
10年経過したホース耐圧試験をした方がお得なのか?新品を購入した方がお得なのか?営業マンより説明を受けた方は多いのではないでしょうか?しかし、なんだかわからないけど購入した方がお得だと言われたので営業マンに囁かれるままに購入されているお客様も多いのではないでしょうか?
この度購入して頂いたお客様の事例です。
屋内消火栓ホース40A×15m 4本 単価¥10,000- 小計 ¥40,000-
屋内消火栓ホース65A×20m10本 単価¥20,000- 小計¥200,000-
※既設ホース交換処分費含む
合計¥240,000(消費税別途)となります。
これで、10年間ホースを使用してホースに異常が発生しないかぎりこれ以上の費用は発生しません。
製造年より10年を経過したホースを3年毎に耐圧試験を実施した場合ですと・・・
耐圧試験1回あたり
基本料金¥40,000-(数量や距離により異なります。)
屋内消火栓ホース40A×15m 4本 単価¥3,000- 小計¥12,000-
屋内消火栓ホース65A×20m10本 単価¥6,000- 小計¥60,000-
合計¥112,000(消費税別途)となります。
10年間での費用は・・・
¥112,000(消費税別)×4回=¥448,000-
今回の事例ですが、10年間での費用を比較した場合ですと・・・
新品交換で10年過ごした場合 ¥240,000(消費税別途)
耐圧試験で10年過ごした場合 ¥448,000(消費税別途)
¥208,0000の差額となります。
圧倒的に購入した方がお得となります。
しかし、耐圧試験の費用が高すぎるんじゃないの?というお声もお聞きしますので、ご説明させて頂きます。
上記の写真は、弊社にある消火栓ホースの耐圧試験機です。この試験機結構なお値段で、1台250,000円します。耐圧試験を実施する場合にはこの機械を現場に持ってお伺いします。
耐圧試験機に難点は非常に重いという点です。持ち運びと言っても29キロもの重量があるので、一人で作業するということは出来ないこともありませんが、記録を取りホースを操作しながらというと2人以上での作業が望ましいです。
今回の事例では、交通費・人件費・諸経費を見込んで1件あたり¥40,000-を見込んでいます。ホースの本数が多いお客様は試算をすると新品交換と同等の費用になることもあるのですが、試験をしてホースの不具合があれば交換しなければならないリスクを考えるとやはり新品交換がお得ということになります。
ホースの耐圧試験は時間も要します。今回のお客様ですと2人で1日の時間を見込んでおります。
お得か?お得ではないか?というご説明をさせて頂きました。
しかし、屋外消火栓のホースは格納箱に入っていても外気にさらされているので、紫外線や雨水による繊維の劣化が多く見られます。
火災の際に劣化しているホースを使用すると水圧による摩擦で破断や噴水したりと、消火活動ができなくなる可能性があります。耐用年数経過に限らず、劣化が見受けられる物につきましては速やかに交換が必要です。
万一に備えての消火栓のホースなので、弊社では10年経過したホースについては交換をお勧めしております。
自動火災報知設備設置工事はお気軽に(株)エフ・ピーアイへご相談下さい
〒950-1135 新潟市江南区曽野木2-16-17
・自動火災報知設備・非常用放送設備
・ナースコール設備・インターホン設備
・監視カメラ設備・TV共聴設備
・電話設備・LAN設備
・設計・施工のご相談も賜っております。
Tel.025-284-8640
弊社では毎月1回 防災に関する事を中心に新聞を書いております。お客様のご要望や
最近の関心事などもメール等を頂いたご質問やご感想などにもお応えしております。
エフ・ピーアイ新聞
※飛びリンクとなっております。
・PDFでもPNGでもご覧になれます。
ブログも更新しております。
防災に関するお客様からの要望や質問を迅速に記事に綴って参ります。
まだまだ記事を増やして参りますのでどうぞ宜しくお願い致します。
↓↓↓↓↓
新潟市の消防設備点検会社エフ・ピーアイのブログ